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去年の年末、デスクトップPCのSSDを1TBから2TBへ交換しました。
自作PCを組めるほどの腕前はないんですが、昔から機械いじりだけは大好きでして。
ただ、その時は知識が数年前で完全に止まっていたため、ケースを開けて「SSDはどこだ!?」と大捜索。目の前の基板にちんまり差さっている「M.2 NVMe SSD」の存在を初めて知り、「えっ、今どきのSSDってこんな板チョコみたいな形なの!?」と一人で笑ってしまいました。

その時はAmazonで2TBのM.2 SSDと専用のクローンスタンド(デュプリケーター)を買い、拍子抜けするほどあっさり移行が完了。あれから9ヶ月経ちますが、何の問題もなく絶好調に動いています。
そして今回、もう一台の相棒であるノートPCにも手を出すことにしました。
きっかけは資格試験と容量不足

いじるのは5年前に購入したDynaBook(第11世代Core i7 / メモリ16GB / SSD 500GB)。
当時、山口県の補助金制度を利用して10万円ほどで手に入れたものです。(DynaBookってすっかり東芝のイメージでしたが、今はシャープの傘下なんですね)
実は年内にMOS(Excel Expert)の資格を取ろうと一念発起しまして。
勉強用にOfficeを入れたいのですが、DTM関連やAdobeソフトも入っていてすでに200GB近く使用中。買い切りOfficeは容量も食うので、500GBのままではちょっと心もとない……。

そこで「あ、デスクトップから外した余りの1TB SSDが使えるんじゃないか?」と閃いたわけです。調べてみるとDynaBook側も同じM.2規格。「よっしゃ!」とテンションが上がりました。デスクトップであれだけ簡単だったんだから、ノートPCだって余裕だろうと完全に高をくくっていました。
いざ分解、立ちはだかる「基板の裏側」
作業前にネットで分解手順を検索
https://dynabook.biz/trouble_hard/28773/
……ん?
よく読むと、衝撃の事実が発覚。
「SSDはメイン基板の裏側にあります」
つまり、基板ごとごっそり外さないとSSDにたどり着けない。
これは一気に難易度が跳ね上がりました。一番怖いのはコネクターや極薄のフラットケーブルの破損。千切ったり曲げたりしたら一発でゲームオーバーです。
「やめるなら今だぞ」と頭の片隅で冷静な声がするんですが、ここで引き返せる性格なら最初からこんな苦労は背負っていません。気がつけばドライバーを握り、慎重に裏蓋のネジを外していました。(ネジは長短2種類だけだったので管理は楽で助かりました)
裏蓋を開けて確認すると、確かにSSDの姿はありません。完全に裏側です。
意を決して基板を留めているネジとコネクターを外していきますが、ここで問題発生。
バッテリーと基板をつなぐケーブルが、頑丈な両面テープと保護フィルムでガチガチに固定されていて外れない……!
無理に引っ張ってコネクターを壊すのが一番怖かったので、接続したまま基板をそろりと裏返す「合わせ技」でいくことに。もう心臓バクバクですが、乗りかかった船なので腹をくくりました。

1TBへクローン作成
基板の裏に鎮座する500GBのM.2 SSDを無事に救出。
さっそくクローンスタンドにセットします。


ここで一番恐ろしいのが「Source(元)」と「Target(先)」の挿し間違い。これを逆にしたら、ノートPCのOSごとデータが全消去され、地獄の再セットアップ行きです。3回くらい指差し確認をしてからスタートボタンを長押し。
このデュプリケーター、動いている最中は目玉焼きが焼けそうなくらい発熱するので、下にアイスノンを敷いてしっかり冷却。前回の1TB→2TBの時は半日近くかかりましたが、今回は元が500GBだったせいか1時間ほどで完了LEDが点灯しました。
組み立て、そして波乱の幕開け
クローンが終わった1TB SSDを取り付け、神経をすり減らしながら細いフラットケーブル類を元の位置へ。基板と裏蓋のネジを締めて、いざ電源ON!
……あれ? つかない。
何度ボタンを押しても無反応。背筋がスッと凍りつきました。
「終わった……」
と絶望しかけた瞬間、画面にパッと「DynaBook」のロゴが! 思わず「うおっ」と声が出ました。
しかし安堵したのも束の間、立ち上がったのはBIOS画面。日付と時刻を再設定して再起動すると、今度は見慣れない青い画面に「BitLocker 回復キーを入力してください」の文字。

デスクトップの時には出なかったトラップです。スマホでMicrosoftアカウントの回復キー確認ページにアクセスし、なんとか解除に成功しました。
謎のファン爆音&激重バグ
これでようやくいつものWindows 11が起動!
「ふう、やれやれ」と未割り当て領域の拡張作業(Cドライブの拡張)をやろうとしたのですが……
ファンが掃除機みたいに爆音で回りっぱなし。
マウスカーソルすらカクつくほど動作がもっさり。
「バックグラウンドでWindows Updateでも走ってるのかな?」と10分ほど放置してみるも、一向に収まりません。
タスクマネージャーを開いて目を疑いました。

CPU使用率:87%
CPUクロック:0.66GHz
普段2.5GHz前後で動いているはずが、まさかの0.66GHz固定。
パニックになりながらGeminiにタスクマネージャーのスクショを見せて相談してみると、「CPUの異常発熱によるサーマルスロットリング」や「グリスの密着不良」の可能性を指摘されました。
完全に自分のミスでハードを壊してしまったと思い、メンタルはズタボロ。
もう一度分解してCPUファンの密着具合や温度センサー周りを確認し、再度組み直してみるも症状は変わらず……。PC側面の電源ランプもなんだか点滅が不穏です。
その日は完全に心が折れ、「最悪、Linuxでも入れてサブ機にするか……」とノートPCを閉じて数日間放置していました。
執念の再チャレンジ、原因はあそこだった
平日は仕事をしつつも、頭のどこかで「あのモヤモヤ」がずっと引っかかっていました。
そしてふと思い当たったのが、「横着して外さなかったバッテリーのコネクター」。
迎えた日曜日、リベンジマッチを決行
もう分解手順は身体が覚えています。今回は横着せず、基板とバッテリーを繋ぐテープとフィルムを慎重に剥がし、コネクターを完全に抜いて基板を単体で外しました。
各部の接続を一つひとつ見直し、最後にバッテリーのコネクターを真っ直ぐ、確実に奥までカチッと差し込んでフィルムで再固定。
組み直して、半ば諦め半分で電源ボタンを押すと……
「……静かだ。」
さっきまでの爆音ファンが嘘のように静まり返り、一瞬でDynaBookのロゴが表示されました。
急いでタスクマネージャーを確認すると、CPUクロックも正常に復活! CPU使用率も一桁台の通常運転に戻っています。一人で部屋でガッツポーズしました。

最後の仕上げと教訓
正常動作を確認できたので、すかさずパーティションの整理へ。
500GBから1TBへクローンしたことで、後半に約500GBの「未割り当て領域」ができます。


Windowsのディスク管理では隣接した領域しか結合できないため、Cドライブと未割り当ての間に入り込んでいた回復パーティション等を整理し、無事に「1TBの広々Cドライブ」が完成しました。


おそらく最初の不調は、バッテリーコネクターを外さずに無理に基板をひっくり返したことで、端子の噛み合わせがコンマ数ミリずれていたんだと思います。
給電が不安定になったことで、PC側が「バッテリー異常・超省電力モード」と誤認識し、クロックを0.66GHzまで強制的に落としていたのかもしれません(ファンの爆音と使用率高止まりは謎のままですが……)。
他責のようなタイトルをつけてかっこよく自分が修理したような感じですが完全に自責で起こしたトラブルでした。
やっぱり分解作業で「横着」は禁物ですね。
一時は文鎮化を覚悟しましたが、自力で原因を突き止めて完全復活させることができ、なんとも言えない達成感に浸っています。これで心置きなくExcelの勉強に集中できそうです!
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